
それは、感覚統合が適切にできていないからかも!
【発達障害のお子さんは感覚統合できていないことが多くあります。】
※感覚統合とは・・・
運動療育は発達障害だけではなく、知的障害、精神障害、身体障害のすべての障害に良い効果をもたらします。
※障害児・者(発達障害を含む)への運動・スポーツの効果
昔であれば、子供たちは毎日、友達と一緒に公園などでおにごっこやドッジボールなどをして遊ぶのが当たり前でしたが、最近はテレビゲームで個々が遊び、家族で過ごす時間も減り、子供たちを取り巻く育ちの環境は大きく変わってきました。
友達と身体をおもいっきり使って遊ぶことで「運動能力」「社会性」「耐性」「人を思いやる心」などは自然に培っていくことができ、また身体の感覚も研ぎ澄まされていきます。
こういった遊びを工夫して運動療育と発展させ、発達障害だけではなく、知的障害、精神障害、身体障害のすべての障害をトータル的にサポートしていこうというのがわれわれの考え方です。
など、多くのことが期待されます。
その中でも特にレジリエンス(一般的に「復元力、回復力、弾力」と訳される言葉で、近年では「困難な状況にもかかわらず、しなやかに適応して生き延びる力」という意味で使われています。)が強くなることに注目しています。
「最新精神医学 2015」では運動群(運動している人)と非運動群(運動してない人)の「レジリエンス=生き延びる力」の比較データでは運動している人の方がレジリエンスが強いと発表されています。
運動を通して行う療育の良いところは「順番を待ったり」、「友達と話をしたり」「喧嘩したり」「自信がついたり」「悔しかったり」「嬉しかったり」日々、社会生活技能訓練が行われているので、少しづつ人として強くなっていくということだと思います。
また、「これからの退院支援・地域移行 医学書院 2012」では運動するようになってからの生活状況の変化のデータがありました。
内容は32人の障害者の方に「普段、昼間はどうしてますか?」という質問です。
注目したのは2006年に「就労、または就労移行」と答えたのが32人中1人でした。しかし2011年には「就労、または就労移行」と答えたのが32人中7人になっていました。仕事はしていないけれども進学したりと外出するのが多くなっているという結果でした。
お子様が家から出て、社会参加をしていく。そして、就労へと向かっていくことが我々の最終目標です。
このように思われている方はとても多いように思いますが、運動といっても初めの内は身体を動かす遊びを行います。
お子様がすすんでやってくれるもの、興味のあることから徐々に始めていきます。
卓球、ビーチバレー、チャンバラ・・・多くの運動を用意しており、初めからルールに縛り付けるようなことはしません。
例えば卓球であれば、初めは球をテーブルの上で転がすことから始めるなどできることから始めます。そのうえで興味が出てきたら少しずつ難易度を上げていき、最終目標としては通常の卓球をできるようにするという感じになります。
無理やり運動をさせることはありません。お子様が自ら選んだ運動を行う、自発的に行うのがポイントです。
※我々が考えるスポーツとは
お伝えしたいことはたくさんありますが、百聞は一見に如かず!といいます。
興味がある方、聞きたいことがある方はお気軽にお問合せください。
お子様の運動療育での「はじめのいっぽ」をお待ちしています。