
これらの課題に早く向き合い、解決していこうというのが「いっぽアカデミー」の考えです。
自立支援の最終目標は「就職してお金を稼げるようになる」です。企業に障がい者を雇用する上で一番必要なのは何か?と尋ねると、ほとんどの企業が「コミュニケーション力」と答えています。コミュニケーション能力を向上させながら、自分の好きなことは何か?自分のできることは何か?を考えていく時間は非常に大切です。私たちは自立支援を通して、できるだけ自然な形で、できるだけ長い時間、子供たちの未来について一緒に考えていこうというのが私たちのスタンスです。
子供たちの不得意なところに目を向けるのではなく、得意なところに注目していきます。子供たちの好きなこと、得意なこと→将来に役立つこと→スキルとなるものを考慮し、メインプログラムでは「PC操作の学習」「プログラミング」「クラフト制作」「ロボット教室」「軽作業」を行っています。それ以外にもこれからの時代にあった仕事があれば、今から学べることはないかと日々思考錯誤しています。
また、将来に役立つ他者とのコミュニケーションスキル向上の為に、毎日スキル向上の為の時間を取っています。
帰宅までに時間があれば「学習サポート」や「自由時間」、土曜日に行う「外出イベント」や職場体験などを通してコミュニケーション力の向上やストレスの発散、自己決定力を磨いていきます。
子供たちの得意を育てる、「得育」の考えこそが今後に役立つと考えています。
私は学生時代に
と焦っていた時期があったのを覚えています。学生から社会人になる時、学校卒業が3月で会社への入社が4月のこの期間を経て、社会人になるといきなり規則正しい生活、礼儀、社会人としての心構えなどが必要として迫ってきたような感覚になり、不安や戸惑いを感じていました。障がいを持つお子様であれば尚更、環境の変化に敏感な方もいらっしゃることからじっくりと時間をかけて、自分の将来について考える時間や社会人になる前に仕事とはどういったものかを考え、しっかりと準備することが必要だと考えています。
とはいえ自立支援といっても取り組み方は人それぞれのスタートがあります。
パソコン教室に通われるお気持ちからいっぽアカデミーに通い始められる方、ネイルチップを作っておしゃれをしたいというお考えから通い始められる方、プログラミング学習やロボットを作りたいという方など動機は人それぞれです。
お子様がすすんでやってくれるもの、興味のあることから徐々に始めていき、ステップアップを図っていきます。
無理やり学習することはありません。お子様が自ら選んだ学習を行う、自発的に行うのがポイントです。
いろいろお話しましたが、興味がある方、聞きたいことがある方はお気軽にお問合せください。
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得育のいっぽアカデミー清水教室