児童発達支援や放課後等デイサービスのことについてもっと良く知りたい方は下記の「児童発達支援と放課後等デイサービスについて」を先に見ていただくことをお勧め致します。
※児童発達支援と放課後等デイサービスについて
運動型デイサービスでは楽しく体を動かしながら「体力の向上」と「失敗にめげないこと」を成長させるアプローチが多く、学習型デイサービスでは興味のある事を自らすすんで学ぶことで「得意を伸ばすこと」と「続ける根気強さ」が育っていきます。
それは、感覚統合が適切にできていないからかも!
言語・コミュニケーション:集団活動をするとスタッフや他児童とコミュニケーションを行う必要がでてきます。適切にコミュニケーション方法をお伝えしていきます。
人間関係・社会性:放課後等デイサービスでは子供同士の関わり、大人との関わりなどさまざまな人間関係が自然とできあがるので社会性が身に付きます。
運動・感覚:はじめのいっぽ今福教室では運動療育を中心に行っています。運動感覚は特に上達していきます。
健康・生活:基本的な健康的な生活を継続していくために、手洗い、うがい、体温計測等を行います。生活面のサポートとしては時間管理などができるようにしていきます。
認知・行動:集団活動から物事への正しい理解、状況への正しい行動がとれるようにしていきます。
季節を体感できるイベントを月に2回、土曜日に開催しております。利用者様には大変人気なイベントとなっております。
【発達障害のお子さんは感覚統合できていないことが多くあります。】
※感覚統合とは・・・
運動療育は発達障害だけではなく、知的障害、精神障害、身体障害のすべての障害に良い効果をもたらします。
※障害児・者(発達障害を含む)への運動・スポーツの効果
昔であれば、子供たちは毎日、友達と一緒に公園などでおにごっこやドッジボールなどをして遊ぶのが当たり前でしたが、最近はテレビゲームで個々が遊び、家族で過ごす時間も減り、子供たちを取り巻く育ちの環境は大きく変わってきました。
友達と身体をおもいっきり使って遊ぶことで「運動能力」「社会性」「耐性」「人を思いやる心」などは自然に培っていくことができ、また身体の感覚も研ぎ澄まされていきます。
こういった遊びを工夫して運動療育と発展させ、発達障害だけではなく、知的障害、精神障害、身体障害のすべての障害をトータル的にサポートしていこうというのがわれわれの考え方です。
その中でも特にレジリエンス(一般的に「復元力、回復力、弾力」と訳される言葉で、近年では「困難な状況にもかかわらず、しなやかに適応して生き延びる力」という意味で使われています。)が強くなることに注目しています。
「最新精神医学 2015」では運動群(運動している人)と非運動群(運動してない人)の「レジリエンス=生き延びる力」の比較データでは運動している人の方がレジリエンスが強いと発表されています。
運動を通して行う療育の良いところは「順番を待ったり」、「友達と話をしたり」「喧嘩したり」「自信がついたり」「悔しかったり」「嬉しかったり」日々、社会生活技能訓練が行われているので、少しづつ人として強くなっていくということだと思います。
また、「これからの退院支援・地域移行 医学書院 2012」では運動するようになってからの生活状況の変化のデータがありました。
内容は32人の障害者の方に「普段、昼間はどうしてますか?」という質問です。
注目したのは2006年に「就労、または就労移行」と答えたのが32人中1人でした。しかし2011年には「就労、または就労移行」と答えたのが32人中7人になっていました。仕事はしていないけれども進学したりと外出するのが多くなっているという結果でした。
お子様が家から出て、社会参加をしていく。そして、就労へと向かっていくことが我々の最終目標です。
今から10年〜20年後の将来はAIの台頭により今ある半分くらいの仕事はなくなっていると言われています。また、残っている仕事でも人間が行う仕事内容は大きく変化していると言われています。
つまり、私たちが今経験していることや知識は近い将来、ほとんど役に立たなくなっていると予測されます。
多種多様の生き方も普及し、一般的な正解はなくなり、自分だけの答えを見つけていく人生になると思います。
周りからは正解は教えてもらえない、自分の力で自分が納得する答えを導き出し人生を切り開いていくには多くの挑戦と失敗が待っていることでしょう。
この時、一度や二度の失敗で「もう嫌だ」「恥ずかしい」「家から出たくない」などと言っていては人生が切り開けなくなってしまいます。
失敗した時、がっかりするのは1日だけ、明日からは気持ち切り替えてまた新たに挑戦するぞ!という失敗からの回復力(レジリエンス)が大いに役立ちます。
このように思われている方はとても多いように思いますが、運動といっても初めの内は身体を動かす遊びを行います。
お子様がすすんでやってくれるもの、興味のあることから徐々に始めていきます。
卓球、ビーチバレー、チャンバラ・・・多くの運動を用意しており、初めからルールに縛り付けるようなことはしません。
例えば卓球であれば、初めは球をテーブルの上で転がすことから始めるなどできることから始めます。そのうえで興味が出てきたら少しずつ難易度を上げていき、最終目標としては通常の卓球をできるようにするという感じになります。
無理やり運動をさせることはありません。お子様が自ら選んだ運動を行う、自発的に行うのがポイントです。
※我々が考えるスポーツとは
お伝えしたいことはたくさんありますが、百聞は一見に如かず!といいます。
興味がある方、聞きたいことがある方はお気軽にお問合せください。
お子様の運動療育での「はじめのいっぽ」をお待ちしています。
これらの課題に早く向き合い、解決していこうというのが「いっぽアカデミー」の考えです。
自立を目指して日々過ごしていく「いっぽアカデミー清水教室」ではPCの基本操作やプログラミング、クラフト作りや軽作業などを通して将来役立つスキルを楽しみながら身につけていきます。
土曜日や長期休暇などの時間がある日には社会人になっても役立つスキルを身に着けてほしいという考えからクッキングで食を意識した活動やコミュニケーションの向上を図った時間、読書の習慣づけを意識した時間などを設けています。
無理やりやらせることなくお子様自ら率先して活動していただきます。
自立支援は「清水教室」で行っています。
お子様の学習をお手伝いさせていただきます。
未就学児であれば、小学校1年生になるための準備を行っていきます。
小学生以上であれば宿題のサポートをさせていただきます。
お子様の学習状況をご両親様と共通した理解に繋げていきます。
いろんなところへ出かけていき思い出をたくさん作ってもらいたいと考えています。
また、外出先でのルールを守ることや、団体行動を行うことは本当に多くのソーシャルスキルを学ぶことができます。
外出行事では思い出作りになる、楽しく学べる時間を過ごしながらそれと同時にお子様の健康、丈夫な身体づくりを目指しています。
ご家族様からのご相談を承ったり、一時的にケアを代替えし少しでもホッと一息つける時間を提供するレスパイトケアを大切にしています。
平日であれば営業時間は11時から20時までと営業時間を少し遅めにしています。
※学習のサポートやレクリエーションももちろん行っており、運動、遊び、勉強をバランスよくすることが最も発達の助けになると考えています。
自立支援の最終目標は「就職してお金を稼げるようになる」です。企業に障がい者を雇用する上で一番必要なのは何か?と尋ねると、ほとんどの企業が「コミュニケーション力」と答えています。コミュニケーション能力を向上させながら、自分の好きなことは何か?自分のできることは何か?を考えていく時間は非常に大切です。自立支援を通して、できるだけ自然な形で、できるだけ長い時間、子供たちの未来について一緒に考えていこうというのが私たちのスタンスです。
子供たちは不得意なところに目を向けるのではなく、得意なところに注目していきます。子供たちの好きなこと、得意なこと→将来に役立つこと→スキルとなるものを考慮し、メインプログラムでは「PC操作の学習」「プログラミング」「クラフト制作」「ロボット教室」「軽作業」を行っています。それ以外にもこれからの時代にあった仕事があれば、今から学べることはないかと日々思考錯誤しています。
また、将来に役立つ他者とのコミュニケーションスキル向上の為に、毎日スキル向上の為の時間を取っています。
帰宅までに時間があれば「学習サポート」や「自由時間」、土曜日に行う「外出イベント」や職場体験などを通してコミュニケーション力の向上やストレスの発散、自己決定力を磨いていきます。
子供たちの「得意を伸ばすこと」や「続ける根気強さ」こそが将来に役立つと考えています。
私は学生時代に
と焦っていた時期があったのを覚えています。学生から社会人になる時、学校卒業が3月で会社への入社が4月のこの期間を経て、社会人になるといきなり規則正しい生活、礼儀、社会人としての心構えなどが必要として迫ってきたような感覚になり、不安や戸惑いを感じていました。障がいを持つお子様であれば尚更、環境の変化に敏感な方もいらっしゃることからじっくりと時間をかけて、自分の将来について考える時間や社会人になる前に仕事とはどういったものかを考え、しっかりと準備することが必要だと考えています。
とはいえ自立支援といっても取り組み方は人それぞれのスタートがあります。
パソコン教室に通われるお気持ちからいっぽアカデミーに通い始められる方、ネイルチップを作っておしゃれをしたいというお考えから通い始められる方、プログラミング学習やロボットを作りたいという方など動機は人それぞれです。
お子様がすすんでやってくれるもの、興味のあることから徐々に始めていき、ステップアップを図っていきます。
無理やり学習することは意味がありません。お子様が自ら選んだ学習を行う、自発的に行うのがポイントです。
いろいろお伝えいたしましたが、ご興味がある方、聞きたいことがある方はお気軽にお問合せください。
児童発達支援・放課後等デイサービスは障害児通所給付費という制度の対象となるため、利用するには市区町村に申請を行い、受給者証を取得する必要があります。
受給者証を取得することで国と自治体から利用料の9割が給付され、1割の自己負担でサービスが受けられます。
利用された日数の1割負担の利用料を支払いますが、前年度所得によりひと月に保護者が負担する額の上限が決められています。
原則一割負担ですが、前年度の年間所得によっては負担額が0円であったり、1割以上である場合もあります。
下記参考
生活保護受給世帯・市町村民税非課税世帯: 0円
市町村民税課税世帯(前年度の年間所得がおおむね890万円以下の世帯): 4,600円
上記以外(前年度の年間所得がおおむね890万円以上の世帯): 37,200円
このように上限額がもうけられているので利用する日数が多くても上記の金額以上の負担は発生しません。また、自治体によっては独自の助成金がある場合もありますので、ご確認いただければと思います。
■そのほかの費用
おやつ代として別途100円/1日、いただいています。
※以下は放課後等デイサービスの平日と土曜日の一例です。(日曜日と祝日はお休みです。)
平日(月曜日〜金曜日)
送迎(お迎え) | 14:00頃から順次お迎え |
---|---|
おやつ | 15:00 |
個別学習 | 15:30 |
運動プログラム |
16:00 |
自由時間 | 16:50 |
送迎(お送り) | 18:00時頃から順次帰宅 |
土曜日
送迎(お迎え) | 10:00から順次お迎え |
---|---|
お昼ご飯、休憩 | 12:00 |
運動プログラム |
13:00 |
個別学習 | 14:00 |
おやつ | 15:00 |
自由時間 | 15:30 |
送迎(お送り) | 16:00 |
いろいろお話しましたが、興味がある方、聞きたいことがある方はお気軽にお問合せください。
お問い合わせはこちらから
お子様の自立を考えるうえで、「勉強をする」「運動をする」「友達をつくる」などの活動はとても大切ですが、これがなかなかに難しいです。
なぜならお子様の状態は実にさまざまで「姿勢が悪い」「落ち着きがない」「偏食である」「こだわりが強い」「ものにぶつかる」「手先が不器用」「読み書きが苦手」「整理整頓が苦手」「大きな音が苦手」・・・などの強い特徴がみられるからです。
最近はテレビゲームで個々が遊び、家族で過ごす時間も減り、子供たちを取り巻く育ちの環境は大きく変わってきました。
つまり身体を動かす時間や人とコミュニケーションをとる時間が減ることになり、遊びを通して「運動能力」「社会性」「耐性」「人を思いやる心」などを自然に培う機会が減るということにつながります。
私たちは障害をもつ子供たちがまわりの皆と同じように勉強したり、運動したり、友達を作ったりするにはどうすれば良いか?そして自立していくには何をすれば良いのかを考えていくうちに、もっと基本的な感覚(五感や平衡感覚、固有感覚)の訓練、それができれば応用となる自立するための訓練が必要であると思うようになっていきました。
運動や遊びを通して感覚統合を行い、ストレス発散に繋げていく。ストレスがあれば子供たちの潜在能力が引き出しにくくなります。
また習慣の力を利用して良い行動を繰り返し行い、正のスパイラルを生み出していきます。良い習慣は人を大きく成長させます。
それらに加えて子供達に徹底して寄り添っていく。子供達の成長には安心感が必要と考えているからです。
日々の生活の中で必要なスキルを身に着ける方法はいくつかありますが、運動を通して学びを深めていくことが「運動療育のはじめのいっぽ」の特徴です。
しっかりとした感覚の土台を築くことが「勉強をする」「運動をする」「友達をつくる」などの第一歩となります。
そしてある程度の基礎能力を向上させたら、「自立支援のいっぽアカデミー」にて自立に向けた訓練を行い、また一歩踏み出していくことになります。
そしてこの一歩一歩が自分らしく生きるための大きな道になり、やがてその道が「子供たちの自立した未来」につながっていくのだと私たちは信じています。